誤錯行試

隙あらば自分語りです

眠れないので書く記事(自分語り)

タイトルにもある通り、眠れない。 

数日ぶりに薬を飲んだからだろうか*1。頭もなぜか冴えているので、やることもなく色々と考えてしまう。

 

今の大学に入学することは、私にとって大きな目標だった。

 

中学校時代、不登校を経験した。周りが怖くて、気づけば何も言えなくなってしまった。授業中、例題の答えがわかっても手を上げられない。注目されることが何よりも怖かった。今でも忘れられない、中学校1年生の冬休み明け初日、今日と同じように、寝られなかった。2年になっても2年になっても、私の気持ちは安定しなかった。学校生活が何か、将来がどうなるのか、想像できなかったし、したくなかったのだろう。

しかし、中学3年になると、いやでも将来を意識させられる。高校進学をどうすべきか、通信か普通か、自分なりに考えた。なんとか学校生活をやり直したくて、週5日通うような、"普通の"高校生をやってみたくて、普通科に出願した。ランクもひどく、当日のテストの出来も優秀とは言えないものだったが、なんとか合格できた。偏差値が五十にも満たない、当時定員割れを起こしていた高校だった*2

いざ高校に入学するも、中学の卒業式にも出られなかった人間がいきなり集団に馴染めるわけがなかった。そんな自分でも、声をかけてくれた人がいた。しかし、話題を振られると、おどおどしてしまう。自分の意見が言えない。そこは昔からちっとも変わっていなかった。 次第に、私は「いじられキャラ」になった。会話を無理やり捻じ曲げられ、慌てた時に発した言動がまたネタにされた。友情がなんなのか、わからなくなった。 自分に柔軟さがないのがいけないのか、と責めたりもした。 結局また、1ヶ月ほど学校へ行けなくなった。

こうして、失敗に失敗を重ねたと思った私が、変わる最後のチャンスが大学受験だと(今思えば少し笑えるが)本気でそう思っていた。人間関係の構築をし直すというより、ステータスが欲しかった。大学はいわばチケットのようなものだ。良いチケットを手に入れて、良い就職を手にして、いい人生を送る。陳腐だが、本気でそう思っていた。でも、なんのために? 自己満足だ、と思う。ただ私は、思春期の嫌な記憶を、「それでも成功者の称号を手にできた」と思うことで上塗りしようと考えていたのかもしれない。 こうして私は、今の大学を受験を視野に入れ始めた。

 

思ったより長くなったので次回へ続く

*1:薬を飲んだり飲まなかったりするのは、薬の副作用の怠さ、突如訪れる眠気がきついからである。とは言え、医師の判断なしに勝手にやっていることなので真似しないように、念のため

*2:それでも当時はかなりギリギリ合格だった