誤錯行試

隙あらば自分語りです

眠れないので書く記事 その2

私が英語の成績が良いことを自覚し始めたもその頃だった。英検は受けるたびに合格したし、模試での成績もコンスタントに74あたりの偏差値をキープしていた。数字が上がることが、順位やランクが上がることが喜びだった。

とても卑しい考えだが、その頃は予備校で進学校の生徒を見ながら「自分がこのレベルの高校にいるのはおかしい」と、思っていた。中学の失敗、高校でのコンプレックスが肥大化していくのを、止められないでいたのだろう。

 

このような(長い)背景があったので、晴れて入学を迎えた際は気持ちが舞い上がっていたのを覚えている。頭の中に浮かぶのは大手企業、東京、留学、エリート・・・自分はもう「レール」に乗ったのだと、信じて疑わなかった。

その後はサークルにも所属し、充実していた。学業面でも英語で行う授業をとったり、ハイレベルクラスに所属したりと得意な分野を生かそうと積極的に行動していた。

しかし2年の春、「このままじゃいけない」と強く思うようになった。語学のクラスでは早くもインターンを経験している人、実際に留学を考えている人、体育会系部活に精を出す人など、バラエティに富んだ活動を、皆必死に行なっているように見えた。 比べて自分は? 何か残したのだろうか? このままでは、「学生時代頑張ったこと」がない、焦った私はとにかく様々なことに手を出した。 ある時はインターン説明会にも行き、ある時は留学相談会に向かい、またある時は英会話教室の体験を複数受けた。焦りと不安に突き動かされていた。

同様の現象は、学業でも起きていた。2年後期にはゼミが決まり、一部ではGPAを考慮すると発表されていた。それに、近くにいる人々はみなGPAが高かった。まるでそれが当たり前のように振舞う姿を見て、私の中の焦燥感が高まってしまった。

今思えば、この頃も毎日寝られなかった。 朝ちゃんと起きられるかを気にして、夜も課題をやり切らないと心配で仕方なかった。テストの1ヶ月前から心配が止まず、そのストレスは散財でやり過ごした。それでも心の疲弊は取れず、なんとテスト期間になって勉強をストップしてしまった。

なんのために勉強しているのか、なんのために高い成績を取ろうと頑張っているのか、全くわからなくなった。

 

また次回へ続く・・・次回で終わらせられるように頑張ります