誤錯行試

隙あらば自分語りです

母親

 

10月7日から、実家に10日ほど帰省していた。

療養というか、とりあえずゴミが散乱する部屋や友人含めた人間関係、大学そのものから自分を遠ざけたかったのだと思う。その後のことは想像できないまま(というか、したくなかった)、実家に戻った。 帰省についての話は複数回にわたって書いて行ければ、と思う。

 

 

 

話は変わるが、私の母親は日本語が得意ではない。大学に関わる単語も知らないようだし、以前「家賃」という単語も通じなかった(月々払う住宅料金が存在することはもちろんしていたが、それが家賃という単語とイコールであることは知らなかったようだった)。加えて、私が二者択一で迷っている際にも特に強制はしない。耳が遠く、記憶力もあまりない。

最低だがつまるところ、話しているととてもイライラするのだ。何も聞いていない、理解できていないように思えて仕方ないし、言葉の壁もあるし、いくら指摘してもそのままであることに対してかなり腹が立ってしまう。そして私は電話口で母親に対して説教を始めるのだ。

「何回言えばわかるんだ」

「普通の家に生まれたかった。こんなに話が通じないのは耐えられない」

「子供に説教されることが恥ずかしいことであると自覚しろ」

結局のところ、上のような発言をしたところで母親が母親であることに変わりはない。聴力や記憶力などは自分一人で改善できるようなものではないし、語学力についても五十を目前とした状態で(母国でも小学校で教育課程を止めた人間が)劇的な成長など見込めないだろう。意味がないことなのだ。しかしそれをわかっていても、負の気持ちをぶつける事しかできない、電話を終えた後いつもその事に自覚的になる。そして私は、私自身こそが欠陥であることを意識する。とても強く。